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【WEB連載】フランスの親子まるごと支援 第1回「若者が選び取れる福祉」を公開しました

【WEB連載】
フランスの子ども家庭福祉研究者として幅広く活動している安發明子さんの新連載がスタート。
本連載では、日本とフランスの子育て支援の違いを知り、日本での課題を共有し読者と一緒に考えるような取り組みにしたいと安發さん。
奇数月の30日更新予定です。安發さんには連載ご執筆のほか、フランスの専門職の方との勉強会などにもご協力いただく予定です。どうぞお見逃しなく!

「福祉とは、置かれた状況に耐えて生きることから、自分で積極的に選び能動的に生きることを可能にすること」とフランスでは言われている。子どもであっても自分の人生を能動的に生き選択ができること。その根拠は子どもの権利条約の第3条である。英語の the best interest of the child が日本語では「児童の最善の利益」と訳されている。これは大人が子どもにとっての利益を判断しかねない表現とも言える。フランス語訳では「子どもにとっての関心」、つまり、常に判断の根拠にして、優先順位の一番におくものは「子どもにとっての関心」と考えられている。
筆者は日本で生活していたとき、首都圏で生活保護のケースワーカーをしていたが、一番つらかったのは相手が「状況に耐えて生きている」ことを知っていながら、「積極的に選び能動的に生きる」方法を提案できなかったことだ。あるとき、母子家庭の母親が……(続きは連載ページへ)

<著者プロフィール>
安發明子(あわ・あきこ)

フランス子ども家庭福祉研究者。1981年鹿児島生まれ。2005年一橋大学社会学部卒、 首都圏で生活保護ワーカーとして働いた後2011年渡仏。2018年フランス国立社会科学高等研究院健康社会政策学修士、2019年フランス国立社会科学高等研究院社会学修士。フランスの子ども家庭福祉分野の調査をしながら日本へ発信を続けている。全ての子どもたちが幸せな子ども時代を過ごし、チャンスがある社会を目指して活動中。

●安發明子さん公式サイト
https://akikoawa.com/

 

【好評】フランスのセクソロジストをお招きしたオンライン勉強会 アーカイブ配信は6/7まで

フランスでセクソロジストとして若者を支援しているクロード・ジオルダネラさんを講師に迎え、4月22日に開催したオンライン勉強会の様子をアーカイブでご視聴いただけます。
参加するには地域保健ネットサロン会員への登録(無料)が必要です。詳しくはイベントページをご覧ください。

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