【地域保健WEB連載】「なな先生のことばの発達教室」第11回を掲載しました
◉「なな先生のことばの発達教室」奇数月の15日に更新です!
〈第11回のテーマ〉
事物の永続性――見えなくなってもあり続けるモノ
ぜひお読みください。
子どもの発達や発達心理学を学んだことがある人なら、誰でも一度は「事物の永続性」や「対象の永続性」という言葉を聞いたことがあると思います。モノは見えなくなってもちゃんとそこにあり続ける、と分かることをいいます。事物の永続性はおおよそ生後6~11か月前後に成立するとされています。ある時期を境に身の回りのモノが「永続」であると突然分かるようになるのではなく、生まれてからの身体と周囲の環境の相互作用的な経験を繰り返すことで、少しずつ獲得されていきます。
わが家にもちょうど1歳を過ぎる息子がおり、事物の永続性が成立していく過程を興味深く見守っておりました。
<著者プロフィール>
寺田 奈々(ことばの相談室ことり 言語聴覚士)
慶應義塾大学文学部卒。養成課程で言語聴覚士免許を取得。総合病院、プライベートのクリニック、専門学校、区立障害者福祉センターなどに勤務。年間100 症例以上のことばの相談・支援に携わる。専門は、ことばの発達全般・吃音・発音指導・学習面のサポート・失語症・大人の発音矯正。著書に『子どもとのコミュニケーションがどんどん増える! 0~4歳 ことばをひきだす親子あそび』(小学館)、『発達障害&グレーゾーン幼児のことばを引き出す遊び53』(誠文堂新光社)。
●ことばの相談室ことり 公式サイト
https://stkotori.com/
リンク