2025年3月号WEB版

2025年3月、4月の活動内容をまとめ地域保健2025年3月号WEB版としてこのページにまとめています。記事やイベントの詳細はそれぞれのリンクをご利用ください。

<表紙>
『Baby Dinosaur』(絵・山下重人 https://shigeart.net/)

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20253月号

定価:本体 0円(税込)
休刊中
発行日:2025年3月1日~随時更新
印刷発行なし

オンライン勉強会いまあらためてウォーキング「奇跡の中之条研究」に学ぶ 速歩健康法(1/28のアーカイブ配信)

保健師さんならご存じの方も多いと思いますが、群馬県中之条町の65歳以上の住民5,000人に身体活動計を身につけてもらい、24時間365日の身体活動のデータを収集・分析した「中之条研究」。この研究によって、どの程度の強度の運動を、どのくらいの時間行えば、どんな病気が防げるのか導き出すことができました。地域保健ネットサロン会員の方を対象に、この研究の第一人者である青栁幸利さんを講師にお迎えし、2025年1月28日にオンライン勉強会を開催しました。

この勉強会はJA共済総合研究所様との共催とし、中之条研究を活用した自治体の伴走支援について話題提供もいただきました。アーカイブ配信をご視聴希望の方は以下よりお申し込みください。

ピープル(志賀志穂さん)

精神保健福祉士としてさまざまな支援事業に携わる傍ら、里親や養親など血縁によらない家族をつなぐオンラインのサロンやワークショップを主催する『さいたまあゆみの会』代表を務める、志賀志穂さん。死産を経て、里親から養親となる中で、血縁によらない家族がいかに孤立しやすいか、多くの障壁にぶつかるかということが分かったという。そうした社会の現況や保健師さんへの思いを、里親・特別養子縁組家族の当事者と専門職の両方の視点を持つ貴重な立場から語ってもらった。

[取材・文:白井美樹(ライター)・写真:豊田哲也]

 

地域保健WEB連載 フランスの親子まるごと支援(奇数月の30日更新)

〈著者プロフィール〉1981年鹿児島生まれ。2005年一橋大学社会学部卒、首都圏で生活保護ワーカーとして働いた後2011年渡仏。2018年フランス国立社会科学高等研究院健康社会政策学修士、2019年フランス国立社会科学高等研究院社会学修士。
フランスの子ども家庭福祉分野の調査をしながら日本へ発信を続けている。全ての子どもたちが幸せな子ども時代を過ごし、チャンスがある社会を目指して活動中。

地域保健WEB連載 なな先生のことばの発達教室(奇数月の15日更新)

私が主宰する「ことばの相談室ことり」には、ことばがゆっくり・ことばの発達が遅くて心配、という親子がご相談に訪れます。まだ話せることばが数語しかない「ぽつぽつ期」、ことばが芽生える時期には、コミュニケーションに加えて「物をその物らしく使うこと」を重要視しています。では子どもはどのようにして物の使い方を学んだり、行為を獲得していくのでしょうか? また、行為の獲得がどうしてことばの獲得と関連が深いのでしょうか?(続く)

〈著者プロフィール〉
寺田 奈々(ことばの相談室ことり 言語聴覚士)

慶應義塾大学文学部卒。養成課程で言語聴覚士免許を取得。総合病院、プライベートのクリニック、専門学校、区立障害者福祉センターなどに勤務。年間100 症例以上のことばの相談・支援に携わる。専門は、ことばの発達全般・吃音・発音指導・学習面のサポート・失語症・大人の発音矯正。著書に『子どもとのコミュニケーションがどんどん増える! 0~4歳 ことばをひきだす親子あそび』(小学館)、『発達障害&グレーゾーン幼児のことばを引き出す遊び53』(誠文堂新光社)。

地域保健WEB連載  帰ってきた「閑話ケア」……ときどき「講演旅行記」(気が向いたら更新)

帰ってきた閑話ケア……ときどき講演旅行記 連載第16回(通算第145回)講演旅行記-福岡県 福岡市

<著者プロフィール>
藤本裕明(あさか台相談室

分類学上は霊長目ヒト科の♂。立場上は一応、心理カウンセラーに属する。自分の所の他、埼玉県川越市の岸病院・さいたま市の小原クリニックなどで40年以上の臨床経験があるが、年数だけで蓄積はおそらく無い。むしろ、蓄積より忘却が増している気がする。
旅行記の対象以外の講演も、2月ですべて終わった。2025年度、またどこか呼んでくれる所はあるのだろうか? 現在22都道県だから、あと2か所新しい府県に呼んでもらえると、全都道府県の過半数達成。市区町村で言うと「地域保健」関連だけで70か所くらいは行っているみたい(複数回訪問地多数)。よくもそんなに呼んでもらえているなぁ…。

情報BOX【WEBサイト】

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「保健医療福祉調整本部等におけるマネジメントの進め方 2025」が公開されました


2025年3月6日(木)
災害時の保健・医療・福祉及び防災分野の情報集約及び対応体制における連携推進のための研究(研究代表者 尾島俊之)による「保健医療福祉調整本部等におけるマネジメントの進め方 2025」が公開されました。
保健医療福祉調整本部におけるマネジメントの進め方について、災害時の組織対応の共通原則と、より具体的な対応方法について紐解いていきます。
冒頭に掲載した「平時と危機時の保健医療福祉調整本部チェックリスト」では、構造、過程、結果、成果という枠組みに当てはめ、極力シンプルにまとめています。
本小冊子は、都道府県庁の保健医療福祉調整本部関係者、保健所等の保健医療福祉調整地域本部等関係者を主に念頭に置いて作成されています。

情報BOX【映画】

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『春の香り』

  • 3月7日(金)東海3県 先行ロードショー
  • 3月14日(金)イオンシネマ板橋 アップリンク吉祥寺ほか 全国順次公開

脳腫瘍と闘い、漫画家を目指した18歳の少女「ハルカ」の生涯を描いた、実話を基にしたオリジナル青春ストーリー

小学生の時に患った脳腫瘍のために普通の学校生活が送れなくなったマンガ家志望の高校生・ハルカは、通信制の高校に転入する。転入初日に彼女は、自身が執筆中のマンガの主人公と同名のイケメン男子生徒・巧(タクミ)とマンガのような運命的な出会いをする。人見知りなハルカの心に、あっという間に入り込み、夢を語る巧。彼にどんどん惹かれていくハルカ––初めての恋。しかし、幸せの絶頂と思えた矢先にハルカの脳腫瘍が再発する。絶望の中でも自らの運命を呪うことはせず、障害が残るリスクを冒してでも「生きる」ことを選択するハルカ。手術後、麻痺のためにマンガを描けなくなり、学校にも行けなくなったハルカは、会えなくなった理由を話すこともなく一方的に巧に別れを告げる。そんな失意のハルカを懸命に支え続ける家族。彼女の「生きたい」思いを必死に守る家族の愛情の中で、やがて笑顔を取り戻していくハルカだったが––。


◎出演
美咲姫 篠崎彩奈 松田一輝 平松賢人(BOYS AND MEN) 笠井信輔 佐藤新(IMP.) 櫻井淳子ほか

◎監督
丹野雅仁

情報BOX【本】

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『指導校を日本一に導いた歯科医師に学ぶ 子どもの歯と口の健康法』
著者:江口康久万
A5判/192頁/2,200円(税込)/ミネルヴァ書房

小学校や保育園・幼稚園で歯科指導を行い、指導校を学校歯科保健への取り組みで日本一に導いた歯科医師が、30年間の知見をもとに、子どもの発達に応じた指導法と、アフターコロナに向けた口腔機能の健康維持・向上の取り組みを紹介します。また、近年の子どもの歯と口腔の危機的状況をわかりやすく解説します。

ネットサロン会員向けツール フランス・パリの「暴力定規」日本語版をPDF公開

このたび地域保健では、パリ在住のフランス家庭福祉研究者・安發明子さんにご協力いただき、パリ市がこども・若者向けに配っている「暴力定規」の日本語版を作りました。制作にあたり、地域保健ネットサロン会員の皆さまにもデザインや名称、使い方などについてご意見をお寄せいただくなどご協力いただきました。暴力定規について詳しくはお知らせページでご覧ください。

 

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