ひよこアフター

記事掲載から3年。「柏崎で働けて幸せ」「柏崎市をよくしたい」と熱く語ってくれた渡辺さんに、現在のお仕事や心境を語っていただきました。

渡辺 悠さん(柏崎市)
「これからも柏崎のために――自分のすべきこと、できることを積み重ねていきたい」

すべての人のために、地元のために尽くしたい

渡辺悠さん扉

2013年9月号より

福祉職に従事されていたご両親の背中を見ながら育った渡辺さんは、学生の頃から人の助けになる仕事をしたいと考えていました。そして障害の有無や年齢にかかわらず、すべての人に関わりたい、そして絶対に地元で働きたいと思っていました。
高校を卒業すると看護系大学に進み、迷わずすべての人が支援対象の保健師を選択。念願かなって地元柏崎市の保健師になることができたのです。

入職したのは東日本大震災の年。派遣で赴いた富岡町、郡山市では、忘れ得ぬ貴重な経験をしました。柏崎市も中越沖地震で被災したことがあり、原子力発電所も抱えています。渡辺さんは、「気持ちが少し想像できる部分がある。……というより、想像を超えたつらさがあったんだろうな、ということが分かる」と話していました。

所属する元気支援課では、生活習慣予防や心の健康づくりを担当しています。
お話の最中も度々「柏崎のために働けることが幸せ」と語る渡辺さん。その揺るぎない郷土愛は、必ず地域を幸せにするはずです。

「柏崎をよくしたい」と思う気持ちは変わらない(渡辺 悠)

新潟県柏崎市に採用されてから、4月で5年が経ちました。「ひよこ、ホップ、ステップ、ジャンプ!」の記事掲載から、3年が経とうとしています。

あの時と変わらず、「絶対、柏崎をよくする」という思いで、自分のすべきこと、できることを積み重ねているところです。この3年間では、後輩が増えたり、部署異動があったりと、環境が少しずつ変化しています。5年目からは保健衛生部門から、高齢介護部門に所属しています。その中では、「本当に柏崎をよくできているのか」と悩み、自分の力不足を感じることが多くあります。悔しいこともよくあります。

そんなときに心の支えとなっているのが、「柏崎をよくしたい」と思う方々の存在です。それは家族、同僚に限らず、普段の保健師としての活動の中で出会う住民のみなさま、関係機関のみなさんです。その方々の熱く、前向きな思いに触れてしまうと、「自分も、まだまだ!」と、さらに思いを強くするのです。

この4月から派遣職員として福島県大熊町役場で働いています。思いは変わらず「町民の皆さまの幸せのため」。今後も自分のすべきこと、できることを毎日積み重ねていきます。

これからも、地元・柏崎のために。

soukoukai

派遣職員として大熊町に赴くときの壮行会の写真

 

 

 

 

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