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第14回及び第5回21世紀出生児縦断調査の概況

厚生労働省では、同じ集団を対象に毎年実施している「21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)」の第14 回(平成27年)及び「21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)」の第5回(平成26年)の結果を取りまとめ、公表した。
本調査は、平成13 年生まれ及び平成22 年生まれの調査対象児について、生活実態や経年変化の状況を継続的に観察するとともに、平成13年出生児と平成22年出生児の比較対照等を行うことにより、少子化対策などの施策のための基礎資料を得ることを目的としている(調査時点での子どもの年齢は、平成13年出生児の第14 回調査が14歳(中学2年生)、平成22年出生児の第5回調査が4歳6か月)。

第14回21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)及び第5回21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)の概況

<第14 回調査(平成13 年出生児)>

1 母の就業状況の変化
母が有職の割合は年々増加し、第14 回調査(中学2年生)では79.3%となっている。

2 家庭での会話の状況
会話を「よくする」と答えた割合は、男児、女児とも会話の内容を問わず、母との会話の方が父との会話より高くなっている。

3 子どもが思う悩みや不安
(1)悩みや不安の有無
「悩みや不安がある」と答えた女児の割合は、7.7 ポイント増加し5割を超えている。

(2)悩みや不安の種類
男児、女児とも「進路に関すること」と答えた割合が最も増加している。

4 子ども自身が考える将来について
(1) 進路
男児、女児とも「大学卒業後に働くことを考えている」の割合が最も高い。

(2) 結婚
男児は約半数が結婚を具体的にはまだ考えていないが、女児は約6割が20 代で結婚したいと考えている。

<第5回調査(平成22 年出生児)>

1 母の就業状況の変化
・母が有職の割合は第5回調査(4歳6か月)で58.2%となり、平成13 年調査(第5回)の46.8%に比べて11.4 ポイント高い。

・出産1年前の就業状況が「勤め(常勤)」の母のうち、第1回調査から第5回調査まで継続して「勤め(常勤)」の母の割合は、平成22 年調査では44.5%で、平成13 年調査の32.7%に比べて11.8 ポイント高い。

2 父母の喫煙状況
父母がたばこを「吸っている」割合は、平成13 年調査(第5回)と比べて減少。

3 保育所等の利用状況
第5回調査で保育所、認定こども園、幼稚園等を「利用している」割合は92.0%。

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