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2011年8月号
被災者の心の問題ではPTSDをはじめ、うつや自殺の増加が懸念されている。被災者と支援者である保健師の心が折れないための方策を探る。
特集放射能の健康への影響をどう考えるか ~低線量被曝の危険性を探る~
東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染では長期にわたり低線量被曝が続くことが予想される。人体への影響については専門家の間でも意見が分かれているが、影響がはっきりするのはかなり先のことであろう。小誌では将来に禍根を残さないよう「放射能の健康被害は油断できないレベルである」との認識を大切にし、そこからこの問題について考えていきたい。
今月の特集は、健康被害をもっとも深刻にとらえている専門家へのインタビューと放射能についてのQ&Aで構成する。
- 《interview》崎山比早子先生(元放射線医学総合研究所主任研究官、医学博士、高木学校)
放射能を浴びざるを得ない社会になってしまった…
被曝の影響は長い期間みていく必要があります。
聞き手:岩室紳也先生(公益社団法人地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長)、編集部 - ・放射能についてのQ&A
フロントランナー
日隈桂子さん(玖珠町保健福祉課課長)
文:編集部 写真:カミヤス セイ
ひよこ保健師 season5
加藤夏未さん(福井県嶺南振興局二州健康福祉センター地域保健課)
文・写真:西内義雄
FOCUS
被災地派遣支援活動の報告
保健師と環境衛生監視員とが連携して
中臣昌広(文京区文京保健所)
東日本大震災レポート
陸前高田市での支援活動(第四報)
鎮魂の夏
佐々木亮平(日本赤十字秋田看護大学)
ピープル
菊池智子さん(長野県在宅看護職の会顧問)
保健師は住民の代弁者 ときには「直球」の提言も必要
文:編集部 写真:カミヤス セイ
行政のうごき
健康局長通知「地域保健医療等推進事業の実施について」
情報BOX
Book
月間レーダー
ナンバーわんちゃんの数字クイズ
infomation
ナンバーわんちゃんの数字クイズ答え
月間レーダー special edition?!
9月に開催される大会
連載
医療費適正化対策推進室より
保健師の専門性を生かした特定保健指導の模索も
城 克文
保健師のための閑話ケア
第8回 うつ病の難しさ
藤本裕明
住まいに潜むアレルゲンと化学物質
第16回 賃貸住宅に入るとき
中臣昌広
いまどき子育てアドバイス
第167回 ことばの発達をめぐる法則(その1)
中川信子