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2009年8月号
地域には認知症になっても本人・家族の負担を最小限にとどめる支援体制が求められている。課題と処方せんを提示し、先進事例を報告。
特集認知症を地域で支える~保健師ができる支援とは
近年は若年性認知症にも焦点が当てられており、認知症対策はより広い視野が求められるようになった。国は従来の認知症関連予算事業を再編成し横断的・総合的な対策を推進しているところであり、地域には、たとえ認知症になっても本人・家族の負担を最小限にとどめ、人生の最期に軟着陸できる体制づくりが求められている。そうしたなかで、鍵を握るのは、やはり保健師の働きであろう。認知症の現状と課題を整理し、具体的な処方せんをまとめるとともに、先進的な地域の事例を報告する。
- 認知症対策でまちづくりを
永田久美子(認知症介護研究・研修東京センター) - 認知症に備える、早期の支援
認知症の人・家族・住民の声を聞いて
斎藤絵美(宮城県保健福祉部) - 医療と介護の協働をどう進めるか
佐藤アキ(山鹿市役所) - 家族の負担を軽くするために
勝田登志子(社団法人認知症の人と家族の会) - 若年認知症の本人・家族が求める支援とは
沖田裕子(大阪市社会福祉研修・情報センター) - BPSDに対処する
海老原英子(東京都北区健康福祉部) - 保健師が知っておきたい認知症の基礎知識
浅野弘毅(東北福祉大学せんだんホスピタル) - 《事例1》「忘れてもあちこたねぇ 地域で支える安心ネット」を構築
新潟県魚沼市の取り組み
下村春美(魚沼市地域包括支援センター) - 《事例2》神経ネットワークから学んだ町の組織づくり
ポンポコリン勉強会からプロジェクト若狭へ
高島久美子(若狭町福祉健康課)
FACE 2009
宮内清子さん(愛媛県立医療技術大学保健科学部学部長)
文:編集部 写真:カミヤス セイ
ひよこ保健師 season3
藤原加奈さん(鳥取県八頭郡智頭町福祉課)
文・写真:西内義雄
行政のうごき
- 社会保障審議会児童部会児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会
子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第5次報告) - 平成21年度 保健師中央会議
地区活動のあり方、保健所保健師の活動などについて講義
情報BOX
本のレストラン
月間レーダー
9月の行事・開催される大会・その他
information
ナンバーわんちゃんの数字クイズ
月間レーダー special edition
保健指導に役立つ気になるコトバ
ナンバーわんちゃんの数字クイズ答え
連載
いまどき子育てアドバイス
第143回 いろんな子どものいろんな育ち(7)
中川信子