2005年10月号

虐待による死亡事例が後をたたない。事例などをまじえつつ、専門職として「予防」の役割が期待される保健師にいま、必要なものは何かを考える。

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200510月号

定価:本体 838円(税込)
第36巻10号
発行日:2005年10月15日
A5版 116ページ

特集本当に求められる児童虐待予防を目指して

虐待による死亡事例が後をたたない。事例などをまじえつつ、専門職として「予防」の役割が期待される保健師に必要なものは何かを考える。

  • 総論 専門性を生かした予防活動のためにく
    中板育美(国立保健医療科学院公衆衛生看護部看護理論室)
  • 事例1
    子ども総合センターにおけるEPDSを中心とした取り組みについて
    齋藤和子(宮城県子ども総合センタークリニック班 技術主幹〈班長〉)
  • 事例2
    市町村・保健所が連携して取り組む児童虐待予防対策
    加倉雅代(北海道保健福祉部子ども未来づくり推進室自立支援グループ主査)
  • 事例3
    MCG(グループミーティング)の重要性と運営について
    佐藤恭子(福島県南会津保健福祉事務所保健福祉チーム主任保健技師)
  • インタビュー
    死亡事例報告書から見た保健師のかかわり
    相澤仁氏、田母神裕美氏(厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課虐待防止対策室)
  • 英国のヘルスビジターの取り組みから
    日本における保健師の家庭訪問の方向性を考える
    三輪眞知子(浜松医科大学医学部看護学科地域看護学講座)
  • 電話相談のスキルと地域連携
    「子どもの虐待ホットライン」15年の活動から
    私市紀代子(NPO法人 児童虐待防止協会理事・相談員)

インタビュー

伊藤雅治氏(社団法人 全国保健センター連合会 理事長)
保健センターにおける3つの機能に合った役割の遂行を
聞き手:編集部 写真:カミヤス セイ

FOCUS

地域包括支援センターへの異動で市町村保健師が知っておくべきこと
~厚生労働省健康局総務課保健指導室長に聞く~
聞き手:編集部

保健師魂

工藤充子氏(NPO法人 ほっとスペースゆう 理事長)
課長になって気づいた「保健から児童虐待をとらえる」という視点
取材:編集部

あなたのまちのヘルスプロモーション

第6回 神奈川県津久井町
コメンテーター:岩室紳也氏 取材:編集部

行政のうごき

厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会で今後の生活習慣病対策の推進について中間取りまとめ
~保健指導対象者の階層化を提言~

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連載

統計のテクニック

第7回 集めたデータを処理してみよう(3)
豊川智之

生き方をサポートする健康相談

第14回 参加体験型健康教室のプログラムづくり
村田陽子

地域保健における筋力トレーニング教室事業の展開

第14回 筋力トレーニング教室の効果を高める講義内容 その4
都竹茂樹、梶岡多恵子

いまどき子育てアドバイス

第97回 ことばについての基礎知識(2)
中川信子

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