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2007年3月号
小学生のおよそ6%は発達障害ともいわれるが、診断名への拒否感から早期発見・早期支援が困難になっている面も。発達障害について理解を深める。
特集発達障害の早期発見・早期支援
最近あちらこちらで、発達障害のシンポジウムが開かれ、講演などが行われています。現在、発達障害の子は、小学校のクラスにおよそ6%程度いるといわれています。乳幼児健診時や3歳児健診等の早い段階で発見され、その時点から療育につなげることができれば、発達障害児やそのご両親は環境のいい状態で日常を生活していくことができます。しかし個性とも受け取れる面や早期時点で診断名をつけられることに拒否感を持つ親御さんもいるため、早い段階で発見することは、難しい1面も。
- 発達障害者支援について
山本圭子(厚生労働省社会援護局障害者保健福祉部精神・障害保健課課長補佐) - 軽度発達障害の基礎の基礎
田中康雄(北海道大学大学院教育学研究課附属子ども発達臨床研究センター教授) - 発達障害のICDによる診断基準
- ADHDを個性の1つに ~NPO法人えじそんくらぶ~
川崎由紀子(NPO法人えじそんくらぶ代表) - 早期発見・早期ケアの実際
影山竜子(わかくさ保育園主任保育士) - 保健師のチームワークで母子支援 《東京都世田谷区烏山総合支所》
取材協力:成中政子さん(世田谷区烏山総合支所)ほか
取材:編集部 - 障害児とお母さんをサポート 《仙台市発達相談支援センター「アーチル」》
取材協力:松岡幸枝さん(仙台市発達相談支援センター「アーチル」乳幼児支援係長)ほか
取材:編集部 - 就学前の5歳児健診 《長野県駒ケ根市の取り組み》
取材協力:笹谷志げ子(長野県駒ヶ根市子ども課)
取材:西内義雄
FACE 2007
来生奈巳子さん(厚生労働省雇用均等・児童家庭局 総務課虐待防止対策室保健指導専門官)
文:編集部 写真:カミヤス セイ
FOCUS
文京区の介護予防と小規模多機能型居宅介護拠点「ユアハウス弥生」
藤田惠子さん(文京区介護保険課介護保険課長)
飯塚裕久さん(ユアハウス弥生所長)
CBPRとは何か?
第2回 パートナーシップはCBPRの重要な鍵
安斎ひとみ ほか
行政のうごき
「第5回標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会」資料より
情報BOX
本のレストラン
月間レーダー
information
連載
いまどき子育てアドバイス
第114回 ほんとうに大切な育ちのルール(2) 生き物としての人間・子ども
中川信子