2015年3月号

被災地で生活する人たちの間で起きている心の問題は個人支援だけでは解決しない。地域社会の中でいかに支えていくかの視点から、支援の方法を語り合う。

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20153月号

定価:本体 942円(税込)
第46巻3号
発行日:2015年3月1日
A5版 112ページ

座談会東日本大震災の被災地における心理的・社会的サポート ~4年後の今、起きていること、できること~

東日本大震災から4年。被災地では整地が進み、復興公営住宅への入居も始まった。一見落ち着きを取り戻しつつあるかに見えるが、潜在化していた被災者の心の問題が表面化してきている。ひところ報道された、うつ、孤立死、アルコール問題に加え、虐待、DVなどの多問題ケースや精神保健福祉法第24条に基づく通報も増えている。

今月号では、現地で被災者支援に当たる方々に、被災地で生活する人たちの間に起きている心の問題を、地域社会の中でいかに支えていくかについて語り合ってもらった。

<出席者>
岩室紳也さん(ヘルスプロモーション推進センター)=司会
沓沢はつ子さん(石巻市健康推進課)
洞口祐子さん(釜石市地域包括支援センター)
山屋理恵さん(社会的包摂サポートセンター)
大塚耕太郎さん(岩手医科大学)

・解説
被災地の人と支援と地域をつなぐ
~24時間フリーダイヤル「よりそいホットライン」~
山屋理恵(社会的包摂サポートセンター)

フロントランナー

土屋裕子さん(横芝光町 健康管理課 健康管理班 班長)
文:白井美樹 写真:カミヤス セイ

FOCUS

「ベビーカーダンス」で産後うつを解消
取材:白井美樹

REPORT1

「第3回日本公衆衛生看護学会学術集会」開催
取材:編集部

REPORT2

ミニ講演と対話の会 風を感じて
~自閉症の僕がありのままに生きるために~
取材:太田美由紀

特別寄稿

大規模広域災害発生時の精神科医療のニーズ
望月聡一郎(東京医療保健大学大学院看護学研究科)ほか

ひよこ、ホップ、ステップ、ジャンプ!

戸上葵絵さん(東近江市 八日市保健センター 健康福祉部健康推進課)
文:太田美由紀 写真:C.Kent

ピープル

滝脇憲さん(特定非営利活動法人自立支援センターふるさとの会 常務理事、精神保健福祉士)
生活困窮者に最も必要なのは、孤立しない環境
仲間、居場所、社会的役割をつくる
文:編集部 写真:カミヤス セイ

情報BOX

訪問に役立つ“安心・安全”の豆知識
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連載

保健師のための閑話ケア

第51回 「鳥」の魅力
藤本裕明

中臣さんの 環境衛生ウオッチング

第36回 加湿用水槽から菌
中臣昌広

いまどき子育てアドバイス

第210回 赤ちゃんとの関わり方、遊び方(10)
中川信子

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