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2015年6月号
食品に含まれる「食品添加物」「環境ホルモン」「重金属」などの化学物質に加え、「放射性物質」のリスクと安全性などを考察する。
特集食の安全をめぐる話題 ~次世代の健康を守るために、知っておきたいこと~
経済の成長とともに化学物質の種類は年々増加しており、現在流通している数は数万種類と言われている。化学物質は、私たちの生活を便利にしてくれる一方で、有害性を併せ持つことから、誤った使い方をすると、人体や環境に多大な悪影響を与えてしまう。中でも特に懸念されるのが、口から直接摂取する「食べ物」に含まれる化学物質、汚染物質である。
特集では、「食品添加物」「環境ホルモン」「重金属」という化学物質に加え、今なお不安の声が多い「放射性物質」のリスクと安全性について各専門家に解説していただいた。また、かつて世間を震撼させた「森永ヒ素ミルク中毒事件」の全貌も紹介する。
もはや私たちは食品リスクを避けて通ることはできない。食の安全を確保するには、今と未来の人々の健康を守るためには何が必要なのだろうか。特集を通じてあらためて考えてみたい。
- 食品添加物を正しく理解する
取材協力:堀江正一さん(大妻女子大学) 取材:編集部 - 食品中の放射性物質の安全性
取材協力:蜂須賀暁子さん(国立医薬品衛生研究所) 取材:余田雅美 - 母から子に移行する環境ホルモンの危険性
取材協力:森 千里さん(千葉大学予防医学センター) 取材:白井美樹 - 重金属が引き起こす健康被害
取材協力:渡邉 泉さん(東京農工大学) 取材:編集部 - 食の安全と保健師の役割 -森永ヒ素ミルク中毒事件から
青山英康(岡山大学)
統括に聞く
中野宏子さん(倉敷市保健所 保健課参事)
文:白井美樹 写真:カミヤス セイ
REPORT
日本看護協会 統括保健師人材育成プログラム後期集合研修
取材:編集部
ひよこ、ホップ、ステップ、ジャンプ!
三笠香さん(五ヶ瀬町役場 福祉課 保健衛生グループ)
文:白井美樹 写真:C.Kent
ピープル
中澤正夫さん (精神科医)
公衆衛生活動は、地域を歩くことから始まる
統計からは、家庭の問題は見えてこない
文:編集部 写真:カミヤス セイ
理解して生かす保健師用語
第3回 「健康格差」
近藤克則、山本昌江
情報BOX
BOOK
月間レーダー
information
月間レーダー special edition?!
連載
隔月連載 東日本大震災で求められている公衆衛生活動とは
第8回 被災地の復興で健康増進計画、母子保健計画が果たす役割は?
佐々木亮平、岩室紳也
ESSAY国際保健
第3回 初心忘るべからず
松田正己
保健師のための閑話ケア
第54回 講演旅行記⑯
藤本裕明
中臣さんの 環境衛生ウオッチング
第39回 大規模修繕とイエダニ
中臣昌広
いまどき子育てアドバイス
第213回 赤ちゃんとの関わり方、遊び方(13)
中川信子