イベント情報

震災・災害シンポジウム2021 第8回 新潟県中越大震災シンポジウム(2021/12/4)

新型コロナウィルス感染により亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げます。新型コロナウィルス禍は想像を超えて1年以上経過しても未だ収束が見えていません。またウィルス変異や発展途上国でのワクチン摂取率低迷そして動物への感染による変異などにより感染収束が世界的に達成されるには数年以上かかる可能性があります。これはしばらく以前のマスク無し生活に戻れないことを意味しています。また残念ながら感染拡大予防するには人流を減らす他に有効な手立てなく、災害発生時に他県からの支援が難しい状況は今後も続くと考えられます。

しかしこれは災害対策を見直す好機であると思われます。今後は各県が独立して支援できる体制を作らなければなりません。支援物資を各県で分散備蓄して備える。災害職能支援ボランティアと派遣システムを県単位で育成する。そして市町村間で差が無いように避難所運営を標準化するなどが必要です。もちろん避難所運営はトイレ、キッチン(調理場)、ベッドが完備できるようにします。そのためには大量の備蓄が必要ですが、必ずしも大規模倉庫が必要なわけでなく既存の施設を使う知恵が必要です。少子高齢化で人口が減り使われていない施設が増えています。これらを有効活用して備蓄することも考える必要があります。避難生活環境が整えばエコノミークラス症候群など災害関連病は減少します。このような知恵を考えるシンポジウムにしたいと思います。

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

令和3年9月吉日

榛沢和彦
エコノミークラス症候群予防・検診支援会 会長
新潟大学医歯学総合研究科
先進血管病・塞栓症治療・予防講座 特任教授

■ 大会長
榛沢和彦
エコノミークラス症候群予防・検診支援会 会長
新潟大学医歯学総合研究科先進血管病・塞栓症治療・予防講座 特任教授

■ 会期
令和3年12月4日(土)8時55分から18時30分(予定)

■ 開催場所
オンライン開催(オンデマンド視聴については調整中)

■ 事前参加登録期限
令和3年11月30日(火)予定

■ 事前参加登録方法
以下のアドレスから申し込みフォームをご利用の上お申し込みください。
https://sksp.jp/form-service/disaster-niigata-registration/

■ 参加登録費
一般:2,000円/学生:1,000円

■ プログラム
・8:55
 開会のご挨拶
・9:00
「米国の災害対応とCOVID-19(仮)」
Former Federal Emergency Management Agency
Leo Bosner 氏
・9:55
「COVID-19対策の都道府県の評価と考察(仮)」
慶應義塾大学商学部教授 濱岡 豊 氏
・10:50
「災害における理念・ケアの必要性について(仮)」
国際医療福祉大学大学院 保健医療学専攻災害医療分野教授 石井美恵子氏
・11:45
「災害と文化、災害と文明(仮)」
国立民族学博物館 人類文明誌研究部教授 池谷和信氏
・12:40
昼食、機器展示動画
・14:00
「新型コロナ対策禍(仮)」
東京大学法学部 大学院法学政治学研究科 都市行政学教授 金井利之氏
・14:55
「地図から見た日本の地震」
フリーランスライター 山川 徹 氏
・15:50
休憩、機器展示動画
・16:10
第8回新潟県中越大震災シンポジウム
「新潟県中大震災被災地域のエコノミークラス症候群予防検診結果の報告」
エコノミークラス症候群予防検診支援会
「新潟県中越大震災の教訓から考える質の高い車中泊:分散避難の選択肢にするために」
新潟大学医歯学総合研究科特任教授 榛沢和彦
・17:10
休憩、機器展示動画
・17:30
「イタリアの災害支援と歴史・文化」
President of G.E.P.E. (Educational Psychosocial Emergency Group) – Italian Civil Protection
Marilena Esposit氏
・18:30
閉会

■ お問い合わせ:運営事務局
 エコノミークラス症候群予防・検診支援会
 新潟大学先進血管病・塞栓症治療・予防講座 榛沢和彦
 ・住所:〒951-8511 新潟市旭町通1番町757
 ・TEL&FAX:025-368-9108
 ・E-mail:vasc-niigata@med.niigata-u.ac.jp

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