藤本さんの講演旅行記

「保健師のための閑話ケア」web版【番外編】
COVID騒動終息祈願

2020-11-04

※ 本稿における見解は、純粋に著者自身によるものであって、編集部には何の関係もない事を、お断りしておきます(^.^)(-.-)(__)

いつまでたってもおさまらない様相の新型コロナ騒動。
が、私には、COVID-19の本当の姿が見えてきた気がする。
ウイルスがどうの、じゃない。もはや、ヤツは、現代社会に現れた人心を惑わす妖怪以外のナニモノでもあるまい。
ウイルスそのものの感染力や死亡率をはるかに超えた力で、不安感、猜疑心、恐怖心などを生み出す妖怪の出現と考えた方が、理解しやすいではないか。おそらく妖怪としての本名は「疑心暗鬼」。
目に見えない、不思議な力で人心を惑わす存在としての妖怪。うん、この方がしっくり来る。教養がありそうな人でも、あるいはウイルスの基礎を学んだはずの医療系の人までもが、惑わされているという現実。やはり、妖術にかかってしまっていると考えた方が、説明がつく。
なら、話題になっている妖怪「アマビエ」の力によって、何とか治まってくれると良いのだが。

ところで、気づいたのだが、私は30年以上インフルエンザにもかかった記憶がない。忘れているだけじゃなさそうだ。
生まれついての病弱な私が、何故、かからないのだろう? ウイルス性の疾患にかからない体質なのだろうか―って、そんな体質、あるわけがない。
そういえば最近「ウイルスに絶対感染しない方法」というような題名の本が出版されていたなぁ。あきれてモノが言えない…。そんな事、普通の生活をしていたらあり得ない。むしろ、生命の進化にまでウイルスが深く関与しているとさえ言われているのに、バカげているにもホドがある。でも、不安な人は買うかもしれない。何だかなぁ……。
話を戻そう。体質じゃないとすれば、もしかしたら、目に見えないアマビエのような力に守られていたりして―なんて、ぼんやりと思ったら…。
アマビエじゃないものの、何だか似たような連中が私の部屋にウジャウジャいらっしゃる事を思い出した。

道端の石像、「道祖神(どうそじん)」をご存じだろうか。村や旅人を道端で見守っている神様。これはそんな「道祖神」をモチーフにした長野の民芸品の「道神面」。
かなり大きくて、私の部屋に入ると左側の壁にドカンとおいでになり、こっちを見てる。
反対側の壁に目をやると、今度は、こんなのがいらっしゃる。

ケニアがどうのとか書いてあるが、そんな所に行った事もないし、どなたから頂いたのかも記憶にない。あるいは、民芸品店などで、自分で買っている可能性もあるが。
そうなのだ。私の部屋には、こんな得体のしれない神仏だか妖怪だかが、ワンサと住んでおいでなのだ。自分で買った物もあるが、頂き物も多いと思う。今となってはどこの国、どこの地方の物なのかもわからない物の方が多いのだけれど、それらの配置によって、たった4畳の広さの板張りの部屋が、実に奇妙な、そして実に摩訶不思議な空間になっている。
もしかして、こういった不思議な力が、私を守ってくれているのかもしれない。
だったら、この際、web上に紹介して、ついでに皆さんの事も守ってもらおうじゃございませんか―という次第である。

更に部屋の中を覗き見て頂こう。「道神面」の真上。

これはヒンドゥー教の神様、ハヌマーンだろう。インド好きの友人がくれたものかもしれない。
そしてその対面のケニアの面の上には、

パピルスに印刷されたエジプトの太陽神らしきもの。アフリカ大陸繋がりでここにおいでになるようだ。これもおそらく別の友人がエジプトに行ったから、その時の土産である可能性が高い。
おそらくどちらの友人も、私より物覚えが悪いので、忘れているだろうが、神様たちは今も私の部屋でにらみを利かせている。
どんどん紹介しよう。奥に入ると

これは大きなひょうたんの下部を切り取って作られている。どこのかな…。

その向かいがこれ。中国の京劇かな?




う~ん、どこからいらした方々だろう? アフリカと、オーストラリア原住民のアボリジニーの物のようにも思えるが、確証はない。
どれも、妖怪と呼んでも問題なさそうな面々でしょう。
こんな顔でにらまれたら、COVIDも、ウカウカしてられないかもしれない。

ところで、「妖怪」って何だろう? 昨今では漫画やゲームにも登場して、小さい子供までが知っているようだが、わかっているようでわからないような、そんな気がしません?
ま、人間ではない。そして不思議な力を持っている。良いヤツもいれば悪いヤツもいる。
ここまでは、おそらく異論はなかろう。
古くなった道具が妖怪になるという話もある。長く使った物への愛着から、擬人化した感じで自分の品物を相棒のように語る人がいるが、物の側も、そういった人からの思いを感じ取っている、と考えた結果、捨てられたら恨むとか、大事にしてくれた分、守護神のように元の持ち主を見守るとか、そういった風になって妖怪化するようだ。あるいは物を粗末にすると化けて出てくる、といった、いましめの場合もある。
しかし、お化けとの違いとか、もう、そうなってくるとかなり難しい。有名なところでは、「西遊記」の「孫悟空」も妖怪という分類に入るらしいが、別の名を「斉天大聖(せいてんたいせい)」といって、これは、すこぶるエライ仙人というか神様のような存在なのだ。お化けどころか、仙人や神様と妖怪の境界線までが曖昧になってきたw(゜o゜)w
あと、孫悟空はともかく、一般的な妖怪の場合、そこいらをウロウロしているのを目撃される事は普通はないらしい。つまり、普通は目に見えないが、「きっと、こんな顔や姿をしているんだろうな」と、昔の絵師が想像力を掻き立てて描いたものが、我々が目にする姿だ。
さて、COVIDを絵にしたら、どんな風になるのだろうか? 絵心のある方、是非、具現化してみて下され。


これは東南アジアっぽい気がするな。


こっちは、アメリカ先住民のインディアンのような気がする。
板張りの壁にこんな風に沢山おいでなのだが、狭い部屋なので、すぐに行き当ってしまう。
そして、行き当った先が、これだ。

何だこれって感じでしょ(;^_^A 神仏、妖怪らしきもの、「般若心経」、その他、神仏でも妖怪でもないアフリカの小さな楽器、馬の置物、珍しいビールの空きビンまで、ある。この上の壁には写っていないがキリストの十字架もある。
雑然とは、まさにこういった状態であるが、それでも個人的には、摩訶不思議な調和がとれていて、壁面も含め、物の位置をずらすと、妙な感じになる。
だから、新しい仲間が増える時には、どこに配置すべきか結構悩む。
更に、この部屋には電気の照明がない。
だから、夜になると、障子の向こうの月光、ろうそくと古い石油ランプだけが頼りだ。

少し昔の写真なので、配置が微妙に違う上にピンボケで申し訳ないが、夜はこんな感じになる。
扉を閉じて、こんな中にいると、そこはかとない静寂に包まれていく。動くものは自分の影と和ろうそくの炎の揺らぎだけ。
癒されるというか、無になるというか、そんな空間。もちろん冷房も空調もないので、夏はとてもじゃないが過ごせないけど、冬には、床の真ん中に茶室用の小さな囲炉裏もあるので、火も燃やせる。家族からは「煙い」という苦情が来る事になるが┓(´―`)┏

こんな部屋は、皆さんの所にはないだろうが、心を無に近くして、ぼんやりと考えてみて欲しい。
穏やかな心で、今の世界を見直す。COVIDの騒ぎを見直す。
妖術に立ち向かうには、おそらくそれしかない。
人を責め、人を避け、人を疑う。それが当たり前になってしまっている今の世の中を、振り返ってみて欲しい。妖怪ではないただの感染症のインフルエンザと並べて見てみようか。
妖怪は、目に見えない。正体がはっきりわからない。
だが、直接その手で人を殺す事は、(少なくとも日本においては)すでにワクチンが存在するインフルエンザよりも統計的には少ないとされるのに、恐怖だけが先行している。
何故だと思う? ほら、妖術のせいだ。
感染は、無菌室のような状況での生活以外では、完全に防御できるものではない。だから、感染者や発症者はただの被害者であって責められる対象じゃないのに、加害者のように言われる。インフルエンザにかかった人は、こんな風に責められる? ないよね。
この不自然さはどこから生まれたのだろう。やっぱり、妖術だ。
無症状の感染者に対するおびえは何か。インフルエンザにも無症状の感染(不顕性感染)は起こるし、検査方法だって簡単だし費用も安いのに、無症状の人に検査をしようなんて、誰も言わない。なのに、COVIDのPCRだけこんなに騒ぐ理由は何か―。インフルエンザの不顕性感染者から感染が広がるかどうかもまだ結論は出ていないが、COVIDばかり騒ぎになるのは何故なのだろう?
ほらね、やっぱり世界中の多くの人々が「妖怪 疑心暗鬼」の妖術にかかっているのだ。
まだまだ妙な事は沢山ある。非科学的だったり検証不能だったりするものを人々が恐れている。その結果、極端な対策が提案されたり無意味な行為が求められたりしている気がする。
皆さんの冷静な心が、それらを見出す事ができる事を祈る。

孫悟空は、釈迦如来、つまりお釈迦様の掌の中にいた。お釈迦様なら妖怪を何とかしてくれるかもしれないが、残念ながら、我が部屋にはおいでにならない。が、代わりと言っては申し訳ないが、2つ前の写真の右下方に、鎌倉大仏のレプリカ「阿弥陀如来像」が写っている。30年以上前に大仏様を訪ねた時に買った物だ。レプリカだが、なかなか良いお顔立ちをしている。
そして、阿弥陀如来というのは、仏教の世界においてはお釈迦様の師匠のようなお方。妖怪ゴトキは屁でもあるまい。
最後は、大仏様にご登場頂いて、妖怪退治、COVID終息祈願としよう。

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