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「地域づくりによる介護予防を推進するための手引き(地域展開編)」

株式会社日本能率協会総合研究所は「地域づくりによる介護予防を推進するための手引き(地域展開編)」を公表した。

手引きは「平成27年度厚生労働省老人保健事業推進費等補助金地域づくりによる介護予防の取組を推進するための調査研究事業」の一環として作成された。住民主体による通いの場の立ち上げ方法について基礎的な内容を整理した、平成26年度の「地域づくりによる介護予防を推進するための手引き」(株式会社三菱総合研究所)に続き、今回は通いの場を地域展開していくための実践編となっている。

内容は4部構成。(1)「地域づくりによる介護予防とは」では、通いの場の必要性を説くとともに具体的な展開事例(大東市、佐々町)を示している。(2)「市町村編~管内他地域への展開について~」では、前半で中長期的な視点からの計画立案や庁内における必要性の共有について解説。後半で具体的な展開事例(花巻市、えびの市、いちき串木野市、姫路市、津山市、高知市、淡路市)を紹介している。(3)「都道府県編~都道府県内での展開について~」では、市町村支援のポイントを解説した上で、実践事例(東京都、埼玉県、千葉県、鹿児島県)を取り上げている。(4)「教えて(Q&A)~よくある質問と回答~」では、「住民のモチベーションを高めるためには?」「閉じこもりがちな方の参加を促すには?」など7つのQ&Aが掲載されている。

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