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【ニュース】国民医療費は42兆円超え、9年連続で過去最高を更新

平成27年度の国民医療費は42兆3,644億円となり、9年連続で過去最高を更新した。厚生労働省が9月13日に発表した「平成27年度 国民医療費の概況」で明らかとなった。

「国民医療費」は医療機関などにおける1年間の保険診療の費用を推計したもの。平成11年度には30兆円を超え、平成25年には初めて40兆円を超えた。平成27年度は、前年度の40兆8,071億円に比べ1兆5,573億円、3.8%の増加。人口一人当たりの国民医療費は33万3,300円で、前年度の32万1,100円に比べ1万2,200円、3.8%の増加となった。国民医療費の国内総生産(GDP)に対する比率は7.96%(前年度7.88%)、国民所得(NI)に対する比率は10.91%(同10.79%)となっている。

傷病別にみると、「循環器系の疾患」5兆9,818億円(構成割合19.9%)が最も多く、次いで「新生物」4兆1,257億円(同13.7%)、「筋骨格系及び結合組織の疾患」2兆3,261億円(同7.7%)、「呼吸器系の疾患」2兆2,230億円(同7.4%)、「損傷,中毒及びその他の外因の影響」2兆2,212億円(同7.4%)と続く。

人口一人当たり国民医療費は、65歳未満では18万4,900円、65歳以上は74万1,900円となっている。また、人口一人当たり国民医療費を地域別にみると、高知県が44万4,000円と最も高く、次いで長崎県が41万1,100円、鹿児島県が40万6,900円。最も低いのは埼玉県で29万900円、次いで千葉県が29万1,100円、神奈川県が29万7,900円だった。

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