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第3回腎疾患対策検討会で報告書の骨子案を提示

3月22日、「腎疾患対策検討会」の3回目の会合が開かれ、報告書の骨子案が示された。

全体目標は「自覚症状に乏しい慢性腎臓病(CKD)を早期に発見・診断し、良質で適切な治療を早期から実施・継続することにより、CKD重症化予防の徹底とともに、CKD患者(透析患者を含む)のQOLの維持向上を図る」とした。

達成すべき成果目標(KPI※)案としては、①多くの関係者が参画のもと、地域の実情に応じて本報告書の腎疾患対策に取り組む②かかりつけ医、メディカルスタッフ、専門医等が連携して、全てのCKD患者が早期に適切な診療を受けられるよう、地域におけるCKD診療体制を充実させる③2028年までに、年間の新規透析導入患者数を35,000人以下に減少させる――の3つを挙げ、それぞれの評価指標を掲げた。
※Key Performance Indicator 重要目標達成指標

報告書は、「腎疾患の現状」と「腎疾患の更なる推進のために」の2章で構成。「腎疾患の更なる推進のために」では、全体目標や個別対策についてまとめるとしている。個別対策は、①普及啓発②地域における医療提供体制の整備③診療水準の向上④人材育成⑤研究開発の推進――の5つで、個々に目的・課題・今後実施すべき取組・評価指標などを掲げる予定。

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