常勤保健師は35,088人
11月9日、厚生労働省は平成 30 年度「保健師活動領域調査(うち、「領域調査」)」の結果を公表した。調査は保健師の所属や職位などを毎年調査する「領域調査」と、活動内容や活動時間などを調査する3年ごとの「活動調査」からなり、平成 30 年度は両調査を実施した。「領域調査」の対象となるのは、全ての都道府県、市区町村。
常勤保健師数は35,088人で、内訳は都道府県の保健師が5,081人(14.5%)、市区町村の保健師が 30,007 人(85.5%)だった。常勤保健師数は、昨年度から 566 人(昨年度比 1.6%)増加した。
所属部門別の常勤保健師数は、都道府県では本庁 854 人(都道府県全体の 16.8%)、保健所 3,619 人(同 71.2%)だった。市区町村では本庁 9,885 人(市区町村全体の 32.9%)、保健所 3,383 人(同 11.3%)、市町村保健センター 11,552 人(同 38.5%)だった。
統括的な役割を担う保健師の配置状況は、都道府県は47 自治体にすべて配置されていた。一方、市区町村では 922 自治体(全市区町村のうち 53.0%)の配置に止まった。