保健師のビタミン

キーワードに学ぶヘルスプロモーション

第3コンドーム装着法のヘルスプロモーション

そもそも自分に研究って似合わない。
新しい発見って縁がない。
そう思っていたらどっこいそうではなかった。

こどもの包茎を手術する医者が後を絶たない。
でも本当に手術が必要???

何を隠そう、岩室紳也は日本泌尿器科学会認定指導医で包茎の手術が得意な医者だった。
しかし、ある時、尊敬する小児泌尿器科医が、学会で外国の発表に「手術は本当に必要なのか?」とかみついたのをヒントに「真性包茎も仮性包茎になる」というevidenceを明らかにした。

包茎手術は不要と日本泌尿器科学会誌等に論文を書いている。
包茎が多い日本人向けに包皮を活用したコンドーム装着法を紹介しNHKにも出演?

どうしてコンドームや包茎に興味を持ったかって?

無用の包茎手術で登園拒否になった幼稚園生。包茎男はもてないと勘違いしている高校生。コンドームが破れてエイズウイルスに感染した人。そんな人を一人でも減らして、健康開発のための研究を増やすことに少しは貢献できるかも? 次なる研究は「太った医師をやせさせるための方法論~自らの実践の分析より~」にしたいが・・・・・

今週のキーワード:健康開発のための研究を増やす

著者
岩室紳也
ヘルスプロモーション研究センター主催
民間公衆衛生医、小児泌尿器科医として活躍中、様々なアイディアでヘルスプロモーションに尽力している。

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