キーワードに学ぶヘルスプロモーション
第4大学生がヘルスプロモーション
岩室紳也という医者ができない性教育はいくらでもある。
産婦人科医や助産師さんのように妊娠や中絶は語れない。
しかし、もっと語れない性があった。
ある大学生から
「私も高校生に性の話をしたいって思ってます。理由は、自分が高校生のとき『寂しいからとりあえずセックスしてた』からです。(こうやって書くとやっぱり悲しいです・・)思い出すとほんとうに後悔します。自分を大切にしてほしい、ほかにも楽しいことなんて探せばいっぱいあるんだから、簡単にセックスしないでほしい!!という思いを伝えたいです。思春期って無性に寂しかった。その逃げ場が恋愛、恋愛の先にはセックス。雑誌などメディアの影響。あせり、好奇心、『みんなもしてる』、立ち止まってゆっくり考えるべきだった。正しい知識を得る機会は少なかった。本当に聴きたい性の話をしてくれる大人はいなかった。」
という話を聞いたのだ。
これこそが本物のピア(仲間)の声だ。
これは私には語れない。
だから現在、私はこのメッセージをくれた大学生の講演会のマネージャーをしている。
いま、保健医療関係者主体の健康づくりから、こういった仲間達主体へ、大きくヘルスサービスの方向転換が求められているのではないかと思う。
今週のキーワード:仲間の声