保健師のビタミン

キーワードに学ぶヘルスプロモーション

第10ひそかにヘルスプロモーション

公務員時代、あっちで呼ばれれば講演に、こっちで呼ばれれば講演に。ずいぶん好き勝手にやっていたと自覚しつつ、いざ民間人になってみると、予想以上に全国を飛び回っている公務員の多いこと。

岩室紳也は決して特殊な存在ではなかったと気がつかされる。ヘルスプロモーションという言葉が出てくると「それって何?」、「それっておいしいの?」、と飛びついている人が多い。でも、実はヘルスプロモーションって、一人ひとりが気がつかずにやってきたいろんなことを、少しかっこよく整理しただけだと思う。

ヘルスプロモーションのインフラを保証するといっても実はいままでもそれなりに無意識のうちに保証されていたことも少なくない。ただ、専門職の中にはヘルスサービスの提供に重きを置きたくなる人が少なくない。そんなあなたを戒めている考え方がヘルスプロモーションかも。

「ヘルスプロモーションとは、人々が自らの健康をコントロールし、改善できるようにするプロセスである」

今週のキーワード:実はいままでもそれなりに無意識のうちに保証されていた

著者
岩室紳也
ヘルスプロモーション研究センター主催
民間公衆衛生医、小児泌尿器科医として活躍中、様々なアイディアでヘルスプロモーションに尽力している。

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