保健師のビタミン

こんにちは、開業保健師です!

第3話仕事の評価

開業にもいろいろな形や規模があります。

個人事業主(白色事業者、青色事業者など)・有限会社・株式会社などの事業形態があります。

会社法が変わったため(資本金の制限が低くなった)起業しやすくなりました。

私の知人で、個人から昨年株式会社へ成長させてきた人がいます。成長の影には、当然確かなビジョンと実績、地道な経営努力があったのだと思います。

私も、今年は自分なりに今までの10年を総括し、次へのステップにトライする年かなとも考えているところです。

仕事の評価のひとつとして、業務内容により事業所得を得ます。収入に関する税の申告は、個人事業主として青色申告(確定申告)をしております。

事業所得は、契約先によって、報酬(10%源泉税)あるいは給与(乙表)で支払われます。会社形態として有限会社や株式会社も考えたこともありますが、今のところはこの形が自分にとってはいいかなという判断をしています。

社員として組織に所属していたときは、労務提供に対する対価としての給与を頂きながら、予算の範囲のなかで業務を遂行してきました。しかし経費面については、正直事務担当や上司任せで意識のレベルは低かったように思います。

やはり事業主になると、すべてに経費が生じますし、どの程度の費用なら出せるかなどひとつひとつ決断を要します。

収入や経費については、当然意識も変わります。ただ、経理等は、当然自分でできるときはもちろん自分で行ってもよいと思いますが、(私はあまり得意でないため)専門家に任せるのもひとつの選択かなとも思います。

経理面での情報や申告等の支援を受けるため、地域の青色申告会(会費月額1,300円)に加入しました。個人で税理士にお願いすることもできます。

契約金額等は事業規模により違うと思います。法人の場合は決算時期等もありやはり専門家にお願いし、経費で処理したほうがよいのではないでしょうか。

今はちょうど確定申告の時期、今年はどのくらい仕事ができたのか、よく頑張ったんだなとかが見える時期でもあります
(ハ、ハ……現実は厳しい~)。

著者
齋藤明子
看護師として臨床およびグループ企業の診療・健康管理を経験。29歳で保健師学校に進学。卒業後地域保健に3年ほど従事。先輩保健師の誘いで企業に就職。安全衛生健康管理活動および健康増進活動を行う。その後外資との合弁企業に非常勤雇用される。
平成10年ヘルス&ライフサポートTAK設立。個人事業主として活動を開始現在に至る。保健師・産業カウンセラー・労働衛生コンサルタントとして、中小事業場の健康管理体制構築支援、相談活動、介護認定審査会委員、NPO活動等を行っている。

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